はじめに
仮想通貨の「マイニング」という言葉を知っていますか?
これまでは、仮想通貨で利益を上げるには値上がりしたら売るという投資方法が中心でした。しかし、マイニングが生まれたことで、投資をしなくても稼げるようになりました。1回マイニングするだけで、約3000万円も稼げます。知っておいて損はなさそうですよね。
今回はそんなマイニングとは、仕組み、やり方について詳しく解説していきたいと思います。
本記事を読めば、マイニングについて基本的なところから踏み込んだところまで、全て理解できます。知識が深まり、仮想通貨トレードにも必ず役立つ内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。
自己紹介
フリーランスとして活動中の23歳。
仮想通貨投資歴2年、1年弱で億り人に。投資金30万円から1年弱で1億稼いだ投資術を配信中
マイニングの意味
マイニングとはブロックチェーンの承認作業をすることで報酬として新規発行したコインをもらうことを指します。
マイニングは日本語で採掘という意味です。元々は金や石油などを掘り出すことをマイニングと言っていました。金というのは地球全体での埋蔵量が決まっていて掘り出した人の勝ちですよね。暗号資産の世界ではコインを掘り当てること、コインの発行の仕組みのことをマイニングと言います。

暗号資産にとってコインを発行するとは、どういうことなのか。比較するのは現金です。現金は、日本銀行が印刷をして発行しているので、中央集権型です。国の方針によって印刷する枚数とか量を調整しています。
誰もが発行できるわけではありません。つまり、今使っている現金というのは、国や政府などの中央機関によって管理されているお金ということになります。
一方暗号資産は非中央集権と言って、中央で管理する人がいません。特定の発行元がありません。そして、プログラムで自動でコインが発行するという仕組みになっています。
プログラムで自動で発行することで、銀行のような特定の管理者を通さなくても直接送金することができます。誰でもいつでもどこにでも、自由に送ることができます。
しかし、暗号資産には銀行のようにセキュリティを管理する人がいません。ではどうやって安全性を保っているのか。それを解決するのがブロックチェーン技術です。その名の通り、ブロックをチェーンで繋ぐ技術です。

例えば、AさんからBさんに何月何日に何枚ビットコインを送ったか、というようなコインを送った履歴というのが、世界中で起きるわけですが、それを10分ごとに1つの箱に入れてまとめて暗号化されます。その暗号を解かないと、先ほどAさんが送ったビットコインがBさんに届きません。暗号が解かれると、承認され、Bさんに届くという仕組みになっています。
ということは、この暗号を解く人がいなかったらAさんから送ったコインはBさんに永久に届かないということになりますよね。じゃあ誰がその暗号を解くのか。それは解ける人であれば、誰でもいいのです。誰でもいいので、暗号を解いてくれた人に「ありがとう」ということでビットコインを報酬としてあげるというルールになっています。
この報酬は1回で6.25BTCとなっています。現在のビットコインの価格ですと、1回暗号を解くだけで3000万円近くがもらえるということです。かなり大金ですよね。
仮想通貨は普通であれば、どこかの取引所で買わないといけませんが、その暗号を解くとビットコインがタダで手に入るとしたらすごいお得だとは思いませんか?このように、暗号を解くことで、コインを手に入れる、このことをマイニングと呼んでいます。
また、暗号を解く人のこと、マイニングをする人のことを「マイナー」と呼びます。
マイニングまとめ
・暗号資産は日中央集権で特定の発行元がない
・プログラムで自動で運用できるルールが決められている
・不正が起きないように第3者が承認作業をすることで送金が成り立っている
・承認作業をした人は、コインを報酬としてもらえる
マイニングのやり方
ここまで聞くと、私もマイニングによってタダでコインを受け取りたいと考えますよね。
ただし、マイニングにより報酬を受け取ることができるのは、暗号を最も早く解いた人のみです。計算が遅ければ、報酬を受け取ることはできません。
誰よりも早く暗号を解くことができれば、タダでビットコインが手に入るということもあって、多くの企業がマイニング事業に参加しています。ですので、現在は個人の力だけでマイニング報酬を受け取るのは難しくなっています。
先ほども紹介した通り、1回の暗号を解くことで3000万円近くの報酬をもらえるので、設備投資をしてでも頑張ってマイニングで勝とうという人たちが多く出てきています。
マイニングの作業では膨大な計算量が求められます。個人や一企業のみがマイニングで報酬を得ようとしても、計算量が膨大すぎて難しいのが現状です。しかし、暗号資産のマイニングは誰でも参入できますので、お金のように政府が管理しているのではなく、みんなで管理しているという仕組みになっています。
ビットコインの暗号問題というのは、どういう問題かというと暗号を解いて「ある数字以下の正解」を見つけるものとなっています。
例えば、ランダムな数字が書かれた10万枚のカードが裏返しにばら撒かれたとします。めくると数字が見えるのですが、その10万枚の中から100以下の数字を1番早く見つけた人が報酬をもらえるということです。
次の2回戦は全てリセットされて、1番最初に10以下の数字を見つけた人が報酬をもらえるという仕組みになっています。先ほどの100以下の数字を見つけるより難易度は上がりましたよね。このように、ビットコインの場合、暗号の難しさが2週間に1回調整されるようになっています。
この難易度はコインの値上がりと影響し合うと言われています。ビットコインの価値が上がると、マイニングでもらえる報酬の価値も上がる→マイニング参入者が増える
というサイクルになるので、コインの価値が上がった場合は、難易度も上がるように設定されています。
マイニングのはじめ方
- パソコン
- インターネット
- 専用のソフトフェア
があれば、誰でもマイニングをすることができます。ですが、計算の1番早い人が報酬をもらえるというルールなので、世界中でより性能の良いパソコンをマイニングに使うようになりました。
パソコンにお金をかけても、1回で3000万円の報酬がもらえるなら、設備投資しますよね。ですから、どんどん競争が激しくなって、今ではマイニングをするだけの企業も多く出てきています。
先ほど紹介した3つがあれば、作業自体は誰でもできるのですが、個人でマイニングをして報酬を得るというのは難しくなっています。
マイニングの種類
プールマイニング

先ほども紹介した通り、個人でマイニングをやっていくのはかなり難しいですよね。その中で、チームでやる「プールマイニング」という手法が存在します。
1台のパソコンでは勝負に勝てる確率が低いので、人を集めてチームのパソコンが1000台とか1万台になったらどれかは勝てるだろうという考えで生まれました。
もしチームの中の誰かが報酬を受け取ることができたら、貢献度に合わせて報酬を分配していくという仕組みになっています。
プールマイニングを始めるときは、事業者から提供される専用のマイニングソフトをパソコンにダウンロードする必要があります。
クラウドマイニング

このクラウドマイニングは、マイニング工場を運営するビジネスに投資をする仕組みになっています。
投資をしたマイニング工場で得られたマイニング報酬の中から、株式の配当のように配られます。
マイニングマシンを稼働するのには、かなり電気代がかかり、費用が必要になるので、このような形が生まれました。なので、直接自分がマイニングするというよりは、マイニングしてる設備に投資をして配当を受け取るという投資方法になっています。
このようにマイニングと言っても、いくつかの種類が存在しています。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、仮想通貨におけるマイニングについて解説しました。仮想通貨にはこのように、単にコインを売買するだけでなく、色々な稼ぎ方が存在します。1つでも多く知っておくと、幅が広がるので、覚えておきましょう。
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